前回は、法人が銀行から借り入れをする際にはどのようなところを見られているかを書きましたが、今回は銀行から借り入れをする方法について書きたいと思います。
政府系と呼ばれる金融機関と民間の金融機関、信販系を活用したものがあり、方法が6つに分けられます。
①ビジネスローン
保証人や担保が不要なもので最短では即日融資可能なものもあります。
ただし、銀行等に比べて金利が高いのがデメリットです。
②カードローン
カードローンはATMから無担保・無保証で借りられるものです。
契約時に決まった限度額の範囲で利用できます。
金額が大きくなればなるほど金利が下がる傾向があります。
③不動産担保ローン
土地や建物を担保に入れて資金を調達する方法です。
メリットは金利が低いこと、ローン期間が長く設定できることなどがありますが、不動産の査定に時間がかかるため、融資までの時間が長期化して
しまいます。
④信用保証協会融資
銀行で借り入れをする際に、信用保証協会という機関による保証を受けて融資する方法です。
信用保証協会は融資は、返済不能となったときでも銀行が負担を負わずに済むので、銀行の融資方法としてはリスクが軽減されるためよく使われます。
⑤売掛金債権担保融資
企業が保有する売掛金などを担保に融資を受ける方法です。
原則は、売掛先への通知と承認が必要です。
⑥プロパー融資
銀行が直接企業に融資する方法です。
限度額がないため、金融機関から信頼が厚い企業は、大規模な資金調達を低いリスクで行うことができます。
このように一口に借り入れと言ってもいくつもの方法があるので、状況によって見極めをして申し込みをするのが大事です。