銀行の融資担当者は何をみているの?
何回か、お話ししているかもしれませんが、銀行の審査には定量評価(数字の部分)と定性評価(数字に表れない部分)の2つの側面から見ると言われています。
それぞれに分けて、ポイントと思われる部分をお伝えしていきたいと思います。
定量評価(数字の部分)について
①自己資本
②預金残高・・・増加・減少のどちらの傾向を示しているか?
残高が売上規模に見合ったものになっているか?
③売上総利益率・・・売上高に対する売上総利益の割合(粗利益率とも言います)
④営業利益・・・営業活動で得た利益のため、本業でどれくらい稼げているかがわかるため
⑤営業キャッシュフロー・・・営業利益に減価償却費を加えたもの
⑥フリーキャッシュフロー・・・営業キャッシュフローから年間の借入返済額を引いたもの
⑦売掛金が妥当か?・・・売掛金が平均月商に対して何ヶ月分あるのか?
回収できない売掛金(不良)となっていないか?
⑧棚卸資産が急増・急減していないか
⑨流動資産と流動負債の割合
⑩貸借対照表の左側の資産と右側の負債の部分で負債の方が大きくなっていないか?
定性評価(数字に表れない部分)について
①社長の人間性
②社内での求心力はどうか?従業員からの信頼はあるか?
③経営計画や財務面等の数字を把握しているか?
④業界の動向を把握しているか?
⑤個人的な借り入れが多くないか?散財していないか?
⑥同業者からの評判はどうか?
⑦会社の退職が多くないか?
⑧ギャンブルなどの遊びに興じてないか?
⑨経歴や資格など
⑩家族構成など
これは、一例ですが、参考になさって下さい!